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ジャズバイオリン

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2013年2月16日 (土)

バックボーンに興味を持つ事

ティム・クリップハウス氏のワークショップまで残すところ10日になりました。

ステファン・グラッペリのスタイルを中心にレッスンは進むと思いますが、30-90年代まで活躍したプレイヤーですから時期によって彼の演奏が違うのも興味深い点ですよね。
全てのジャズバイオリニストにとって、ジャズバイオリンと言うジャンルをより掘り下げる意味でも、グラッペリのスタイルを学ぶと言う事はとても貴重だと思います。
自分の中でイマイチ演奏に新鮮味が持てなくなっている方や、新しい演奏を模索している方にも良い刺激になるでしょう。

何がカッコ良いのか、何が心地良いのか、世の中のトレンドは常に変化しています。それは自然な事だと思いますし、現在活躍しているジャズバイオリニストの演奏も常に変化しています。
ただ、そのプレイヤー達に影響を与えたのは、ステファン・グラッペリであり、エディ・サウスであり、ジョー・べヌーティであり、スタッフ・スミスであると思います。勿論、バイオリニスト以外もいるでしょう。

ジャズをやり始めた時に、チャーリー・パーカーを聴きなさい、コピーしなさいと言う話を沢山聴かされました。
やはり、そこにはジャズの言語が詰まっていますし、リズム、アーティキュレーションなどジャズをやる上で必要な内容が沢山あります。

バイオリニストって音感が優れた人が多いと思います。幼少から音楽教育を受けた人が多いからだと。
音感があると、ジャズの即興において、耳で斬新な音の並びなどが演奏出来る利点がある一方で、
それだけに頼りがちな演奏になり、裏付けの無い音の羅列になってしまう事も多いです。
ジャンゴやステファン程の音感があれば別ですが、やはりそういう素晴らしいプレイヤーのコピーや、解析をする事で裏付けのある音を増やす事が出来るでしょうから、自分の演奏にも良い影響があるのでは無いかと思います。

僕がジャズバイオリンをやり始めてから、色んなバイオリニストの方々のレッスンを受け、練習法のアドバイスも頂きました。
里見さん、中西さん、ジョンブレイクさん、定村さん、ティムボメルシュタインさん、クリスチャンハウズさん。
皆さん他人には無いその方の魅力があって、その演奏を聴く度にいいなぁと思います。
今の自分には誰か1人欠けてもなれなかったです。
自分は単純にその魅力的な演奏のバックボーンに興味があるのです。
どうやってそのプレイヤーの演奏がなりたっているのか。
そういう作業から学ぶことが重要だと思っています。

今回のティム・クリップハウス氏はグラッペリスタイルを掘り下げている、世界的なプレイヤーです。
彼の演奏を聴くとグラッペリエッセンスをとても感じるんですが、
やっぱりその中でもティム自身の個性が随所に見られます。
特にグラッペリとは異なる浮遊感が随所にあります。テーマでもソロでもメロディラインを聴かせるのが上手いな〜と思います。

また、自分が彼の様になりたい、弾きたいかどうかは別の話です。
それは、自分が決めることですからね。だけど、彼のバックボーンに本当に興味があります。

ジャズバイオリニストの皆さん、好き嫌いでは無く(笑)是非うけてみて下さい。
必ず、自分の演奏に役に立つ時がくるはずです。
僕も含めてですが、先人から学ぶべきモノは沢山あります。

最後に素晴らしいジャズバイオリニスト、クリスチャン・ハウズのジプシースウィング、マイナースウィングの動画を紹介します。
ホットラクラブスタイルを愛する人にとっては多少違和感あるでしょう。
エレクトリックなサウンドですしね。

しかし、特筆すべき点は、冒頭彼はしっかりクラシカルなジプシースウィングのリックを使って導入部を聴かせ、そこからクリスチャン・ハウズらしい超絶な演奏に繋げている所です。
クリスはクリスです(笑)

彼は最近リーシャルガリアーノを迎えてラテンアメリカの曲を取り上げたアルバムを作りましたが、そこでもその土地の音楽に対する愛情や、知識の広さを示しています。

良いプレイヤーと言うのは、そういう懐の深さを感じさせますね。
見習わないと行けないと感じています。
http://www.youtube.com/watch?v=pId_m1J58pk

では、ぜひ2/25(月曜日)ワークショップでお会いしましょう。お申し込みはこちら!
http://sotaro-vln.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/225-f2cc.html

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