1-The lady is a tramp 横浜のお洒落港バージョン 北床宗太郎 Night & Day
Night & Day を作製する時に、やはり1曲目は大事だなあと思っていました。
だけど頭の中にはこの曲しかなかったのです。
僕を知らない人にはある意味、名刺変わりの演奏になりますから。
インパクトのあるキャッチーなオリジナルや、アルバムタイトル曲、そして有名スタンダードを持ってくる事も出来たのです。
皆さんがCDを初めて再生した時、最初の音として届けられのが、何故このThe lady is a trampだったのか。
一般的に知られていない部類に入るジャズスタンダードだと思うし、比較的歌の人が取り上げる事の多いこの曲。
さて、話は10年程前に遡ります。
浅草ジャズコンテストに出た時。
テープ審査を通過し、本戦ら浅草公会堂にてピアノの寺島くん、ギターの平田くんとベースレスのトリオで演奏し、銅賞を頂きました。
その時に演奏したのは、これまた渋いスタンダードのThis can't be love だったのです。
だけど、この演奏のおかけで僕は尊敬すべき方に出会えたのです。
終わってから、本戦でのソロはアドリブたったのか、それとも決めて弾いていたのか?とその方から聴かれ、自分がほぼアドリブですと答えたのがきっかけ。審査員を務めていたクラリネットの谷口英治さんでした。
その後、浅草のハブに呼んでいただき、飛び入りさせて貰い、そこで今もお世話になっているギターの西村俊哉さんにもお会いするのです。そして、そこに見にきていた大学生が今回のCDのベーシスト楠井五月君でした。
谷口さんと一緒に演奏させて頂いた日々はとても印象に残っています。
特にアレンジが素晴らしく、研究の対象としてコピーしたり、ライブ中のフロント、リーダーとしての振る舞いなども非常に尊敬しています。
その谷口さんが僕に興味を持ってくれたきっかけは僕がプロでもあまり知らないオールドスタンダードを知っていたからなんじゃないかなと思っています。
僕がNagasakiと言う曲を知っていたので、谷口さんは驚き、その流れでスタンダードに対しての気持ちを話してくれました。
「世の中にはもっと沢山素晴らしいジャズの曲がある。だから、それをもっと多くの人に紹介したい。」
あぁ、なるほど。確かにそうだなぁ。
そして、浅草から数年後。
改めて横浜ジャズプロムナードのコンペティションに応募しました。
その時の課題曲がジャズスタンダードと、自由曲の2曲。
横浜っぽい「お洒落な海の街」をイメージしアレンジを施したのが、The lady is a trampでした。
浅草時のメンバーにパーカッションの小山田君を加えた、またもやベースレス(笑)
自由曲にはDriveを出したのですが、これはまた別の機会に。
まだ知られていない素晴らしいスタンダードを紹介したいなあと思っています。
そして、今回のアルバム
CDを流した時になるべくバイオリンの音が早く聴こえた方が良いよ!僕の音をみんなは聴きたいんだから、とアドバイスしてくれたのは、シンガーソングライターの黒沢綾さんでした。
なので、この一曲目イントロはなるべく短くしております(笑)だけど、カッコいいイントロだと思ってます!
僕に関わってくれた色んな方々に感謝しつつ、
横浜の海からお洒落に、豪華に船出をする、宗太郎丸なのです。そんなイメージで是非お聴き下さいませ!
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